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2021.12.24パソコンのスリープ機能は電気代節約に有効か?事例を基に解説

パソコンのスリープ機能は電気代節約に有効か?事例を基に解説

パソコンの電気代はいくらかかる?

始めに、電気代の目安について紹介していきます。
パソコンをはじめとする電化製品は、以下の式で電気代を求めることが可能です。

消費電力(W)÷1,000×1日の使用時間(時間単位)×1kWhあたりの電気料金(円/kWh)

消費電力は、契約している電気会社によって異なるため、詳しく知りたい人は、ご契約中の電気会社の単価をご確認ください。
この記事では、東京電力の「法人向け電気料金プラン 低圧(東京電力エリア内)」の「夏季以外料金(15.80円)※2021年12月時点」で計算した料金を紹介していきます。
※参考サイト:東京電力エナジーパートナー

パソコンの消費電力について

一般的に、パソコンは型が新しくなるにつれて、消費電力が少なくなります。
消費電力は「パソコンの型」や「メーカー」「型番」などによって異なりますが、通常ノートパソコンの方がデスクトップ型よりも消費電力が少ないです。

以下、パソコンの種類別に、消費電力の目安を紹介していきましょう。

ノートパソコンの消費電力の目安

日本製の人気メーカー「FUJITSU」の 「15.6型ワイド ノートPC LIFEBOOK THシリーズ FMVT77E3L」と「NEC」の「15.6型ワイド ノートPC LAVIE VEGA LV950/RAL」を参考に、消費電力を計算してみると、以下のようになります。

メーカー名

消費電力(W)

1時間/1日(円)

3時間/1日(円)

8時間/1日(円)

FUJITSU

6.7

約0.1

約0.3

約0.9

NEC

9.0

約0.1

約0.4

約1.1

※FUJITSU 15.6型ワイド ノートPC LIFEBOOK THシリーズ
※NEC 15.6型ワイド ノートPC LAVIE VEGA LV950/RAL

上記の表は、1日の電気代を表しているので、ここにパソコンの1カ月の使用日数をかけ、基本料(1,122円)を加えれば、月の電気代が算出できます。
例えば、月に10日(3時間/1日)の場合は1,125円、30日で1,131円、という計算になります。

デスクトップパソコンの消費電力の目安

デスクトップ型パソコンは、ノートパソコンの2~5倍もの電力を消費するといわれています。
ノートパソコンと同様に「FUJITSU」「NEC」メーカーの同シリーズと、比較してみましょう。

メーカー名

消費電力(W)

1時間/1日(円)

3時間/1日(円)

8時間/1日(円)

FUJITSU

26.0

約0.4

約1.2

約3.3

NEC

38.0

約0.6

約1.8

約4.8

※FUJITSU 23.8型ワイド ESPRIMO FHシリーズ FMVF77E3B
※NEC デスクトップPC LAVIE Home All-in-one HA770/RA

同じメーカーの同じ型番を比較してみると、やはりノートパソコンの数倍の消費電力を消費していることが分かります。

デスクトップ型パソコンは、モニターがあるため、ノートパソコンと比べて消費電力が多くなるのかもしれません。

ゲーミングパソコンの消費電力の目安

「ゲーミングパソコン」とは、ゲームを楽しむために開発・設計・製造されたパソコンのことです。

例高画質な映像を出力するために、グラフィックボードがマザーボードとは別に搭載されている、スムーズな動作環境確保のためにCPU・メモリも大きく高性能であるなど、通常のパソコンと比べて、高スペックとなっています。
そのため、通常のパソコンと比べて消費電力が多いことが特徴です。

以下、消費電力220Wモデルを参考に、消費電力を算出してみましょう。

消費電力(W)

1時間/1日(円)

3時間/1日(円)

8時間/1日(円)

220

約3.5

約10.4

約27.8

例えば、1日3時間で30日使用したら312円+基本料金(1,122円)で1,434円、1日8時間で30日の場合は1,956円となります。

ゲーミングパソコンを数多く取り扱うメーカー「ドスパラ」によれば、標準的なゲーミングパソコンの消費電力は220~280W程度とのこと。
標準的なゲーミングパソコンでも、上記パソコンの約10倍の消費電力なのですから、これがハイエンドモデルであれば途方もない消費電力となることは想像に難くありません。

特に、高画質なグラフィックボードを搭載したゲーミングパソコンほど、消費電力は多くなる傾向にあります。

パソコンの消費電力が大きくなるタイミング

続いては、パソコンの消費電力が大きくなるタイミングについて紹介します。
パソコンの消費電力は、負荷がかかるほど多くなり、主に以下のタイミングでは大きな負荷がかかります。

・パソコンの起動/シャットダウン時
・動画編集/画像加工時
・高グラフィックゲームプレイ時
・高画質動画の視聴時
・複数のディスプレイ使用時

消費電力はパソコンの動作状態によって異なる

パソコンの動作状態は、以下5つに分類されます。

・起動
・使用中
・スリープ
・シャットダウン
・シャットダウン中

上記したように、パソコンが最も電力を消費するのは「起動時」と「シャットダウン時」です。
逆に最も電力消費が少ないのが「スロープ」「シャットダウン」です。
以下、パソコンの通常時・最大時・スリープ時の消費電力を表にまとめました。

 

標準時

最大時

スリープ時

ノートパソコン

約6.7W

約74W

約0.9W

デスクトップ型パソコン

約26W

約89W

約5.7W

※FUJITSU 23.8型ワイド デスクトップパソコン ESPRIMO FHシリーズ
※FUJITSU 15.6型ワイド ノートパソコン LIFEBOOK THシリーズ

スリープとシャットダウンではどちらが安い?

シャットダウンとスリープでは、一体どちらの電気代が安いのか、今まで紹介した情報からまとめていきましょう。

作動状態だけではシャットダウンが安い

単純に「作動状態」だけでいえば、シャットダウンした方が電気代は安いです。
シャットダウンは全ての機能を停止させるため、待機電力はゼロになるからです。

スリープ状態では、わずかとはいえ電力を消費します。
しかしシャットダウン状態にすれば、電力の消費がなくなるため、状態だけでいえばシャットダウンに軍配が上がります。

再起動時に最大電力を消費する

しかしシャットダウンには、大きなデメリットも存在します。
それは「起動時」に、最も多くの電力を消費することです。
上で紹介した表では、ノートパソコンの最大消費電力は、通常時の10倍以上であると紹介しました。

起動時に最も多くの電力を消費するなら、たとえシャットダウン状態での消費電力がゼロでも、結果としてプラマイゼロになってしまう可能性があります。
加えて、パソコンはシャットダウン時にも、起動時に次ぐほどの電力を消費します。

逆にスリープ時は、通常状態への復帰が早く、消費電力もそれほどではないので、大きな目で見ると、スリープもシャットダウンも、電気代に大きな違いはないのかもしれません。

シャットダウンとスリープを使い分ける

パソコンの機種にもよりますが、スリープとシャットダウンを比べて、どちらの電気代が安いと結論付けるのは難しいでしょう。
あくまで節電を考えるのであれば、長時間パソコンを使用しないときは「シャットダウン」、短時間の場合は「スリープ」と使い分けるのが、良いと考えられます。

しかし「短時間」「長時間」とは、どのくらいなのでしょうか。
日本マイクロソフト社の発表によると「90分以内の離席」では、スリープの方が電気代はお得とのことです。

もちろん機種による違いはあるでしょうが、自分の使用するパソコンの消費電力を、一から計算して算出することが面倒な場合は、この「90分」を目安にすると良いかもしれません。

まとめ

パソコンの消費電力は意外とかかります。
オフィスのような、多くのパソコンを使用する環境では、わずかに省エネを心掛けるだけで、大きなコストカットが期待できるでしょう。

オフィス環境を整えるには、ある程度の初期費用がかかるため、こういったコストカット意識することが重要です。

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