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2021.06.09グレースケールとは?印刷の特徴や白黒との違いを解説

コピー機や複合機で印刷するときに、「カラー」と「白黒」の他に「グレースケール」と呼ばれる印刷モードがあるのはご存知でしょうか。
「白黒とグレースケールは同じものでは?」と思う方も多いようですが、実際には違いがあります。
今回はグレースケールとはどのようなものなのか、またカラーや白黒やモノクロと呼ばれるものとの違いを解説します。

グレースケールとは?印刷の特徴や白黒との違いを解説

4つのタイプに分かれるカラーモード

カラー印刷が可能なコピー機や複合機には、大きく分けると4つのタイプのカラーモードが設定されていることが多くなります。

「カラー」「白黒」「モノクロ」「グレースケール」です。それぞれの意味をチェックしましょう。

文字通りさまざまな色味で表現される「カラー」

コピー機や複合機では、通常「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「ブラック」という4色の色合いを使い、さまざまな色を作り出しています。
画像に含まれるそれぞれの色ごとに感光体ユニットに露光して現像し、一枚の紙に転写することでカラフルな色合いの紙面ができ上がります。

白と黒だけで表現された「白黒」印刷

白黒も文字通り白と黒だけで表現された印刷方法です。
コピー機や複合機では、黒の密集度を変化させることで色合いの微妙な違いを表現します。点描画を想像すると分かりやすいですよ。
白黒印刷で使う黒は色調が一定なので、よく見ると黒い点の集合体であることが分かります。

「モノクロ」は白黒だけではない

モノクロ印刷のモノクロというのは「モノクローム」を省略した言葉です。
モノクロームとは「単色」という意味があります。
そのため白黒印刷のように黒だけを使ったモノクロだけではなく、茶や赤や青といった単色だけを使用した画像もモノクロになります。
つまり白黒印刷も黒を使用したモノクロ印刷であるという考え方もできます。

256の色調で表される「グレースケール」

白黒印刷と混同されやすいのがグレースケールです。
白黒やモノクロは濃淡がない1色の色味を使うのに対し、グレースケールは同じ黒でも256の色調をもたせることで、より滑らかな表現が可能となります。

グレースケールとモノクロとの比較

モノクロと白黒は単色を使用した画像なので基本的には同じものです。
そこで今回はグレースケールとモノクロの二つについて比較しました。

印刷速度は圧倒的にモノクロが早い

グレースケールとモノクロで比較すると、印刷速度は圧倒的にモノクロの方が早くなります。
同じ色だけを使うモノクロに比べ、グレースケールは「ドット」がより細かになるため、どうしても印刷時間がかかってしまうのです。

グレースケール印刷はインクの減りが早い

同じ画像をモノクロで印刷した場合とグレースケールで印刷した場合では、グレースケールの方が圧倒的にインクの減りが早くなります。

拡大するとモノクロはギザギザしている

より細かなドットで表現されるグレースケールに比べ、モノクロで印刷された画像を拡大すると、ギザギザとしています。
黒い点と白い地色で表現されていることがよく分かります。

データ量が多いのはグレースケール

グレースケールで作られた画像とモノクロで作られた画像を比べると、グレースケールで作られた画像の方が、圧倒的にデータ量が多くなります。
そのため、同じ精度で画像を印刷しようとした場合、グレースケールの原稿は600dpiという解像度で作るのが一般的ですが、モノクロの場合はその倍である1,200dpiで作成します。

どのようなときにグレースケールを使うとよいか

テキストメインの文書やグラフなどを資料として添付する程度という場合には、白黒(モノクロ)印刷で十分でしょう。
ですが「写真を印刷したい」「イラストを印刷したい」など、微妙な色合いを表現したい場合にはグレースケールを使用して印刷するとよいでしょう。

グレースケールで印刷する場合の設定方法

グレースケールで印刷する場合の設定方法を解説します。

コピー機または複合機から設定する方法

コピー機や複合機は通常「モノクロ」と「カラー」が標準設定になっています。
印刷する画像データが白黒なら「モノクロ」印刷となり、少しでも色味があれば「カラー」と認識されて印刷されるのです。
グレースケールで印刷したい場合には、カラー印刷の設定を手動でグレースケールに変更してカラー印刷すればよいでしょう。
この方法で印刷すると、コピー機や複合機のカウンター料金が削減できるメリットがあります。
とくに複合機は、カラー印刷を日ごろからグレースケール印刷に設定しておくことで、FAXで色味がある画像が送信されてきた場合でも、常にグレースケール印刷となるのでカウンター料金が削減できます。

パソコンから設定する方法

パソコンのデータを出力して印刷する場合には、パソコンのコントロールパネルで設定することでグレースケールの設定ができます。

1)コントロールパネルから「デバイスとプリンタ」を選択
2)使用するデバイス(コピー機または複合機)のアイコンを右クリック
3)メニュー内の「印刷設定」を選択
4)カラーモードを「グレースケール」にして確定する

この設定を標準にしておくことで、無駄なカラー印刷を避けカウンター料金が削減できます。

白黒をカラーで再現することは可能?

近年、AI技術の進化によって、白黒やモノクロの画像をカラーで再現することが可能になっています。
白黒写真の自動色付けの研究も進められ、ネット上で白黒写真をカラー写真に変換することも容易になりました。
「昔のモノクロ写真を鮮やかな色で見てみたい」という希望も簡単に叶えられるようになっているのです。

ただし、ネット上でカラー化するため、紙焼きプリントの場合は一度データ化する必要があります。
スキャン機能を持つ複合機印刷機で、モノクロ写真をデータ化した上で、カラー化にチャレンジしましょう。

まとめ

グレースケールはモノクロに比べ滑らかな画像として印刷ができるため、写真やイラストなど微妙な色合いを表現したいときに便利です。
ただし、データ使用量が大きく、インクも白黒(モノクロ)印刷時よりも大量に消費します。
印刷速度も遅くなるため、通常の文書の場合にはモノクロ印刷の方がコストを抑えられます。
原稿に2色以上の色味が使われていても、カラーで印刷する必要がない場合には、グレースケールを活用すると、カウンター料金の削減につながるといったメリットがあります。
上手に使い分けてくださいね。

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